司会研修
司会者の役割は、葬儀を滞りなく進行できるようマイクを通じて(マイクなしの場合もありますが)案内することです。多くの葬儀では葬儀社のスタッフが司会業務を兼ねていますが、葬儀社や担当者の方針によって、プロ司会者を外注することもありますし、大型葬ではさらにプロ司会者の活躍する率は高くなります。
葬儀司会者とは
葬儀の場合、一部の大型葬を除いて基本的には台本がなく、開式直前に行う宗教者(寺院など)との打ち合わせに基づいて台本を頭の中で組み立てています。葬儀の小型化が進む昨今では、1件の葬儀につきスタッフは2~3名で対応するため、司会者には着席案内、焼香案内、接客など担当者としてのアシスタントとしての役割も求められます。
仏式葬儀においては、当然仏教の各宗旨・宗派の知識は必要。宗旨・宗派にとらわれない無宗教葬の場合は、自由度が高い分、特に司会者の力量が問われるため、進行方法やナレーションの技術のほか、グリーフケア、遺族ケアまで踏み込んだ勉強が必要になります。
外注葬儀司会者の現状
葬儀に対する意識の変化、環境の変化、家族関係の変化、地域コミュニティの変化、人生観や宗教観の変化などを背景に、葬儀は簡素化、個性化、個人化の方向へ進んでいます。葬儀費用も低価格化し、直葬(ちょくそう)、家族葬といった新しい言葉も誕生しました。
現状でいくと、オプションとして司会者を外注する余裕はないといえるかもしれません。しかし、葬儀社の立場でいくと、司会者を外注することで
・サービスや内容に付加価値をつけ、葬儀費用の単価アップにつなげることができる。
・司会に気をとられることなく、遺族ケアに専念することができる。
などのメリットがあります。
一方で、プロの司会者にありがちな「自己陶酔型」を懸念する葬儀社も少なくありません。司会者が目立ちすぎて場がしらけてしまケースも多く、司会者の技量が問われています。
まずは発声から
葬儀社スタッフが司会業務を行う際によく見られる傾向として、声の出し方、つまり発声の基本にやや不安ありというスタッフが多いようです。
よく「お腹で息を吸って!」「お腹から声を出して!」といわれる呼吸法、腹式呼吸が発生の基本。これは深呼吸とは違います。
腹式呼吸というのは、肺の下にある横隔膜を上げたり下げたりしながら行う呼吸法で、おの運動をサポートするのが腹筋の役割。腹式呼吸は、喉に余計な力が入らないだけでなく、息を安定的に継続して供給できるため、胸式呼吸よりもはるかに聞き取りやすい声になるのです。
発声をセルフトレーニングする場合、床にゴロンと仰向けになって行う方法があります。仰向けになった状態で鼻から深く息を吸い、息を吐くときに「アー」と声を出します。その際、全身はリラックスした状態で。お腹から声が出る感じや、喉が開いている感じが少しずつつかめてきます。
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